体外衝撃波疼痛治療について

1.体外衝撃波疼痛治療とは?

 衝撃波を痛みが生じている部位に照射することにより、痛みを誘発している自由神経終末が破壊され、除痛効果が得られる治療法です。また除痛効果だけでなく、組織修復作用もあり、血管新生や腱修復反応を促進する効果があります。

DUOLITH(デュオリス) SD1

高知県内で初導入(2017/8)しました。

2.対象となる疾患

①日本国内では難治性足底腱膜炎に対し、保険が適応されています。

②保険適応外疾患(自由診療10割負担)の例

[足部] 足底腱膜炎・アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎

[膝]  膝蓋腱炎 (ジャンパー膝)

[肘]  上腕骨外側上顆炎・内側上顆炎(テニス肘)

[肩]  石灰沈着性腱板炎・腱板炎

[骨折] 偽関節・疲労骨折

[その他]早期の離断性骨軟骨炎・早期の骨壊死

​足底腱膜炎

3.治療の特徴

1.1回の治療時間が10~15分と短い.

2.治療期間は3回.(週1回を3回)

3.麻酔を必要とせず,治療後歩行が可能.

4.外来通院で治療ができる.

5.手術と違い傷跡が残らない.

6.副作用があまりみられない.

4.治療の副作用

 ESWTは副作用が少ないことがメリットの一つであり,ESWTの合併症に関する研究*では,血腫、感染および異常な筋骨格事象のような重篤な有害事象は認めなかったと報告されてます。 合併症に記載されたものとして、治療中または治療後に不快感、痛み、腫脹などを認めたとされています.

*Sun J, Gao F, Wang Y, Sun W, Jiang B, Li Z. Extracorporeal shock wave therapy is effective in treating chronic plantar fasciitis: A meta-analysis of RCTs. Roever. L, ed. Medicine. 2017;96(15):e6621. doi:10.1097/MD.0000000000006621.

5.治療効果

 体外衝撃波による治療は,完全なる除痛を保証するものではありません.また患者様により治療効果や治癒期間が異なります.平均的治療効果は,60~80%と報告されています.

6.治療にかかわる費用

難治性足底腱膜炎の場合(保険適応)

(1割負担の方)  5,000円

体外衝撃波の負担金 

(3回分)

(3割負担の方) 15,000円

# 初診料、再診料は別途かかります。  

他対象疾患の場合(保険外診療)

治療例と負担金

(通院1回目)   

医師診察+必要検査

(通院2回目)  

照射1回目実施  8,000円

(通院3,4回目)

照射2,3回目 各8,000円

(通院5回目)

医師診察(治療効果に関する診察)

#保険外診療の場合、他の治療は同日にできませんのでご注意ください。

7.体外衝撃波治療の流れ

 治療を希望の方へ

① 当院通院中の方

主治医へ申し出てください。

② 新たに当院へいらっしゃる方

担当医の診察を受け、治療が適応になるか診察、検査を行います。

* 照射治療の前に、診察および必要な検査を行います。

* 照射治療は予約制です。

8.治療の流れ

① 診察

1.まず主治医の診察で体外衝撃波治療が適応であることを確認します。

2.治療に関する説明をさせて頂き、よろしければ同意書に署名、捺印を頂きます。

3.体外衝撃波疼痛治療を実施又は予約します。

(保険外診療の場合、保険診療と同日にすると混合診療となるため即日には実施できません。)

② 体外衝撃波治療実施当日

1.予約当日は医事課で受付をして、担当医の診察後、カルテ持参し、2Fリハビリ室へ。

2.体外衝撃波実施前にスタッフがアンケートを実施し、うつ伏せやイスに座った状態などリラックスした姿勢で患部に機器を当てていきます。

3.およそ15分程度で照射終了となります。

※治療中は痛みを伴いますが,我慢できる範囲で出力を調整します.

4.次回の予約を行います.  

#これを週1回行い、必要に応じて3回くりかえします。

#その後は医師の指示により1か月後に治療効果について診察します。

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